小児の下肢の痛み
[2024.12.02]
最近、下肢の痛みを主訴に受診する小学生が増えています。
特別な原因は無く、捻挫も打撲もしていないのに痛がるのが特徴です。
原因は成長障害、スポーツ障害で、寒くなってきたため増えています。
成長期は体重の増加や身長が急激に伸びるため、筋肉の長さや収縮力が追いつきません。
週に1~2回の運動でも筋肉が拘縮して痛みの発生させます。
寒さが筋肉の拘縮を強めて痛みを増幅します。
治療には、運動量の調整や十分なストレッチが必要です。
原因不明の痛みを訴えた場合は、是非、受診してください。
放置すると、軟骨の障害を併発して痛みが取れにくくなりますので、ご注意ください。