へーベルデン結節(芋手)
[2017.03.28]
へーベルデン結節は手指の一番先の関節が腫れて痛くなり、変形していく病気です。
昔は芋掘りをする農家の方の病気だったので、芋手と呼ばれていましたが、現在は高齢化で農作業をしなくても罹る病気です。
原因は使い過ぎによる軟骨の劣化で、膝等で有名な変形性関節症と同じです。
しかし、まだ若いのにこの病気に罹る方がいます。
特別に庭仕事やスポーツ等をしていなくても発症する方は、頸椎が原因で手指に血行障害を起こしている場合があります。
老化現象だと思って放置しないで検査を受けてください。
治療は消炎鎮痛剤の投与や湿布固定が行われていますが、トリミングエクササイズが有効です。
軟骨には血管が無いので関節液から栄養をもらっています。
トリミングとは関節を曲げ伸ばしする事で軟骨を磨くように栄養を与え再生させる体操です。
力を入れずに20~30回反対の手で行ってください。